本 堂

當山、本堂のご本尊は日蓮大聖人が図顕された十界未曾有大曼荼羅ご本尊を、仏像によりお祀りしてあります。中央上段に南無妙法蓮華経の宝塔を配し、釈迦牟尼佛、多寶如来が並座し、四菩薩が脇を固め、日蓮大聖人尊像を中心に諸神、諸菩薩が勧請されています。

又、鬼子母尊神様が向かって右側に安置されておりまして、ご祈祷はここで行います。

左側には、位牌堂があり、永くお寺に貢献された方のご先祖様の位牌をはじめ、事情のある方のお位牌や、お骨をお預かりしています。

本堂では、お彼岸や、お施餓鬼等のお寺の行事をはじめ、壇信徒の方の年回法要も行います。

本堂で、読経に耳を傾け、一緒にお題目を唱えれば、身も心も清まり、心の苦しみも消え、生きる活力にもなります。是非、ご参拝下さい。

毎月1日に盛運祈願祭が行われどなたでもご参拝できます。

朝のお勤めは、6時の鐘つき終了後、本堂を皮切りに鬼子母神堂・位牌堂・内陣・龍神堂・日蓮大聖人立像・浄行様・八幡様・永代供養塔・水子観音様と回ります。


子安鬼子母尊神

當山に安置し奉る子安鬼子母尊神は徳川将軍家ご祈祷所、中山法華経寺御宝藏に安置せる像でありましたが、當山四世 日真上人の夢枕に立ち告げ給うには、「そもそも法華経の会座に連なり教主釈尊を始め諸仏来集の御前に於いて法華経の行者を守護せんと誓いを立て汝は唱題の行者に超ゆ、よって汝を擁護せん。勤めて怠るべからず。」と不思議な霊夢を受け、日真上人は中山に詣でて始末を述べ尊像を請得ん事を願えば、中山山主も三ヵ月に渡り同じ霊夢があり日真上人の願いを聞き入れ妙照寺の分身尊像となりました。尊像無二の心力をこらし、殊に婦人には一心に祈り奉るに安産せざるは無しと、又小児には発育息災にして何事も成就、安楽産福子等のご利益のある有り難い尊像であります。